Frequently asked questions

よくある質問

Section 01

数値の読み方

サイトの指標をどう読み取るか

Q01

「+◯ヶ月」とは何を意味しますか?

その指導法を1年間取り入れた学級の子どもが、取り入れなかった場合より約◯ヶ月先の学力水準に到達した、という意味です。例えば「+5ヶ月」なら、1年間で約1年半分の成長が得られたことになります。ただし集団の平均値であり、すべての子どもに同じ効果が出ることを保証するものではありません。計算の詳細は 指標の読み方 を参照してください。

Q02

コスト(¥)には何が含まれていますか?

導入に必要な金銭的コスト(児童1人あたり年間)の概算です。EEF の £ 基準を日本円に換算しています(2026年4月時点、1£ ≒ 215円)。¥1つは「0〜17,000円/年/人」、¥5つは「258,000円以上」です。具体例は 指標の読み方 を参照してください。

Q03

エビデンスの強さ(★)はどう決まっていますか?

EEF が設定した基準に基づいています。研究の数、研究デザインの質(ランダム化比較試験かどうか)、対象者の規模、結果の一貫性などが考慮されます。★が多いほど「多くの質の高い研究で繰り返し確かめられている」ことを意味します。詳しくは 指標の読み方 の「エビデンスの強さ」セクションをご覧ください。

Q04

出典バッジ(EEF・日本・Hattie)は何を意味していますか?

各指導法の効果量がどの研究ソースに基づいているかを示します。該当するものが複数あれば複数のバッジが表示されます。EEF は英国 Education Endowment Foundation の Teaching and Learning Toolkit、日本 は中室牧子・松岡亮二・赤林英夫氏ら国内研究者の知見、Hattieメタ分析を統合した教育研究。効果量で指導法を順位づけ">Visible Learning(参考値、上限寄りの傾向あり)を示します。詳細は 指標の読み方 の第4指標を参照してください。

Section 02

数値を鵜呑みにしないために

本サイトが読み手に伝えたい大切な視点

Q05

この数値は「学力」以外の効果も含んでいますか?

いいえ。主にテストで測定可能な学力(読解・算数等)への効果を示します。非認知能力・社会性・ウェルビーイングなど、教育にとって大切な他の側面はこの月数には反映されていません。月数が小さい指導法(例: SEL、屋外学習、芸術活動)でも非認知面で大きな価値を持つことがあります。EEF 自身も公式ガイドで同様の注意を示しています。

Q06

海外の研究結果は、日本の教室にも当てはまりますか?

注意が必要です。EEF の数値は主に英語圏のランダム化比較試験やメタ分析に基づいています。教育制度・文化・学級規模が異なる日本で、効果の大きさがそのまま再現されるとは限りません。ただし、フィードバックメタ認知のように「学習のメカニズム」に働きかける指導法は、文化を超えて効果が確認される傾向があります。各戦略ページに「日本の文脈で考慮したいこと」を記載しています。詳しくは エビデンスと文化的文脈 を参照してください。

Q07

+◯ヶ月が大きい指導法をやれば、それでいいのですか?

いいえ。数値はあくまで平均的な効果の大きさです。実際の教室では、子どもの状態・教科の特性・教師の強みによって、何が最も効くかは変わります。また、効果量の大きい指導法を機械的に重ねても、そのまま加算されるわけではありません。本サイトの情報は「選択肢を広げる」ためのものであり、「これだけやればよい」というリストではありません。

Section 03

使い方・応用

実際にサイトを活用するために

Q08

どこから読み始めるのがおすすめですか?

まず 指標の読み方 で数値の意味を把握し、エビデンス入門 でエビデンスの考え方を押さえるとスムーズです。その後、気になる指導法を効果量順または費用対効果で探してみてください。高効果・低コストの代表例は フィードバック(+6ヶ月) と メタ認知の指導(+8ヶ月) です。

Q09

効果がマイナスの指導法はあるのですか?

あります。本サイトにも掲載しており、例えば 留年(-4ヶ月)体罰(-3ヶ月)停学・出席停止(-2ヶ月)学習スタイルに合わせた指導(0ヶ月) などは、研究で負の効果または効果が確認されていないことが報告されています。エビデンスは「やるべきこと」だけでなく「避けるべきこと」も教えてくれます。

Q10

特別支援教育にも当てはまりますか?

通常学級での指導を主に想定していますが、特別支援教育でも多くが参照できます。例えば 足場かけ(+4ヶ月)、フィードバック(+6ヶ月)、個別指導(+5ヶ月)授業のユニバーサルデザイン(+2ヶ月) は、通常学級の 8.8% とされる特別なニーズを持つ子どもにも有効と EEFSEND ガイダンスで位置づけられています。

Q11

カテゴリ(指導法 / 認知科学 / 制度・環境 等)はどう違うのですか?

サイト内の項目を 5 つに分類しています。指導法(教師が明日から授業で使えるもの)、認知科学(記憶・学習の原理に基づく学習法)、制度・環境(学校や自治体レベルの政策・構造)、知っておくべき知見(現象・リスク・神話など教員が知るべき事実)、家庭・外部(保護者や学校外の要因)。トップページの絞り込みボタンで切り替えられます。

Section 04

サイト運用・ライセンス

運営方針と二次利用について

Q12

記事の内容はどのくらいの頻度で更新されますか?

EEF が原典を更新した場合や、国内で重要な研究が公表された場合に、随時見直します。明らかな誤りが見つかった場合は速やかに修正します。更新の履歴は 更新履歴 で公開しています。各指導法ページには「最終検証日」も記載しています。

Q13

このサイトの内容を授業研究や校内研修で使ってもいいですか?

はい。本サイトは CC BY-SA 4.0 ライセンスで公開しています。出典を明記していただければ、コピー・印刷・配布・改変のいずれも自由です。校内研修の資料、授業研究のレジュメ、保護者向けのお便りなどにお使いいただけます。

Q14

自分の学校で実践した事例を共有したいのですが?

ぜひお寄せください。現場の声 ページで実践事例を共有しています。匿名での掲載も可能です。[email protected] までご連絡ください。