EduEvidence JP
← Index

Strategy

日本研究

教科担任制

小学校で教科ごとに専門の教員が指導する制度。2025年に日本初のRCTが公表され、理科での学力向上効果が確認された。

学習効果
+3ヶ月
3月時点で、通常より約3ヶ月先の学力水準に到達
エビデンス
★★★☆☆
コスト
¥¥¥¥·
対象
理科 · 算数 · 外国語 · 全教科
高学年

一言でいうと

学級担任が全教科を教えるのではなく、教科ごとに専門の教員が指導する制度です。日本では2022年度から高学年での本格導入が進んでいます。2025年には経済産業研究所(RIETI)から日本初のRCT(ランダム化比較試験)の結果が公表されました。

なぜ効果があるのか

教科担任制により、教師は自分の専門教科に集中して教材研究・授業準備ができるようになります。また、子どもは専門性の高い指導を受けられます。さらに、複数の教師が1つの学級に関わることで、多面的な子ども理解が可能になり、学級担任の負担軽減にもつながります。

日本の小学校で取り入れるヒント

研究からわかっていること

注意したいこと

主な参考研究

海外の研究(効果量の根拠)

日本の研究・公式資料

注記

効果量(+3ヶ月)の根拠には、海外研究(Rockoff, 2004)に加え、日本初のRCT(RIETI, 2025)が含まれます。RIETI研究は千葉県60校を対象としたクラスターRCTであり、理科での学力向上効果を因果的に確認した貴重なエビデンスです。日本固有のRCTが存在する数少ないテーマの一つです。

関連する政策動向

2022年度から小学校高学年への教科担任制の本格導入が進んでいます。2025年のRIETI研究では理科で学力向上効果が確認されましたが、算数では限定的でした。教科によって効果が異なることを踏まえた、段階的な導入設計が求められます。

政策とエビデンスの対照表

関連する学習指導要領

Source
小学校の教科担任制で学力はどう変わる?— リシード