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Strategy — 最終更新 2026-04-22

EEF

指導法

少人数指導

通常学級より小さな集団で行う指導。コストと効果のバランスが取れた介入として広く実施される。

学習効果
+4ヶ月
3月時点で、通常より約4ヶ月先の学力水準に到達
エビデンス
★★★★☆
コスト
¥¥¥··
対象
全教科
全学年
Evidence Breakdown

出典別のエビデンス

EEF Toolkit + 4 ヶ月 ★★★★ ☆

EEF Toolkit で +4ヶ月・エビデンス★4。Nickow, Oreopoulos & Quan(2020)の 96 件 RCT メタ分析で、2-5 人のグループでも 1 対 1 に近い効果が得られる。6 人を超えると効果が薄れる。

Technical Appendix 研究の詳細
研究数
96 件
総サンプルサイズ
幼児〜高校生(PreK-12、96 件 RCT)
効果量
d ≈ 0.37(全体)。グループサイズ 2〜5 人で 1 対 1 に近い効果、6 人超で減衰
エビデンスの限界

実施者によって効果が減衰(教師 > 訓練を受けた補助員 > ボランティア)。短期集中(8〜12 週間)で最も効果が出やすく、長期化で逓減。『少人数指導』と『少人数学級』の混同に注意(後者は EEF 別項目で効果限定的)。

日本の文脈で考慮したいこと

日本では『少人数学級』と『少人数指導』が混同されがちだが、EEFエビデンス学級規模の縮小(reducing class size)ではなく、小集団での補充・発展指導 に関するもの。文部科学省が進める 35 人学級化は学級規模縮小であり、EEF では別項目(効果は限定的)として扱われる。習熟度別少人数指導・TT・支援員との連携などが EEF の少人数指導に対応する。ラベリング回避とグループ流動化が日本でも有効。

なぜこの注記があるか:エビデンスと文化的文脈

目次(7)
  1. 一言でいうと
  2. なぜ効果があるのか
  3. 日本の小学校で取り入れるヒント
  4. 研究からわかっていること
  5. 注意したいこと
  6. 主な参考研究
  7. 関連する学習指導要領

一言でいうと

3〜5人程度の小グループで行う指導です。 1対1の個別指導と通常の一斉指導の中間的な性質を持ち、コストと効果のバランスが良い介入とされています。

なぜ効果があるのか

小集団では、教師は一人ひとりのつまずきに目が届き、子ども同士の対話も生まれます。 1対1ほど高密度ではありませんが、その分、子どもが他者の考えに触れる機会を得られます。 また、人数が限られているため、発言しない子をなくしやすいのも強みです。

日本の小学校で取り入れるヒント

  • 算数の習熟度別グループで、つまずきのある子のグループを少人数化する
  • TT(チームティーチング)や支援員と連携して、一時的に少人数を作る
  • 国語の音読や読解で、声の小さい子・読みのつまずく子を集めて短時間の少人数指導をする
  • 課題が同じレベルの子を集めるのではなく、「同じ課題に取り組む方法」を一緒に試す場とする
  • 少人数で得た理解を、戻った後の通常学級で発揮できるよう橋渡しする

研究からわかっていること

  • 平均的に、学習は約4ヶ月分前進します。
  • グループサイズが2〜5人のときに効果が大きくなる傾向があります。6人を超えると効果が薄れます。
  • 個別指導より効果は小さいものの、コスト効率は高いとされます。

注意したいこと

  • グループ分けが固定化すると、子どもの自己評価に影響を与えます。流動的に運用します。
  • 「できない子のためのグループ」というラベリングを避けるために、目的を子どもにも伝えます。
  • 通常学級の指導と切り離さず、補完関係になるよう設計します。

主な参考研究

関連する学習指導要領

参考にしている情報源
EEF Teaching and Learning Toolkit — Small group tuition
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