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Strategy — 最終更新 2026-04-22

EEF

指導法

ICT活用

タブレット・PC・デジタル教材の活用。EEF で +4ヶ月、ただし「技術そのもの」より「どう使うか」が効果を決める。日本は GIGA スクール構想で環境は整ったが活用の質が課題。

学習効果
+4ヶ月
3月時点で、通常より約4ヶ月先の学力水準に到達
エビデンス
★★★★☆
コスト
¥¥¥¥·
対象
全教科
全学年
Evidence Breakdown

出典別のエビデンス

EEF Toolkit + 4 ヶ月 ★★★★ ☆

EEF の集約値として +4ヶ月。ただし「既存の指導を置き換える」のではなく「補完する」形で使われたときに効果が大きい。教師の指導設計の中に組み込まれることが前提。

Technical Appendix 研究の詳細
研究数
32 件
総サンプルサイズ
32 メタ分析を統合(うち 20 は過去 10 年以内、幼児〜高校)
効果量
研究間で幅広い(d = 0.16 〜 1.6)。EEF 集約値で +4ヶ月
主要メタ分析
エビデンスの限界

『デジタル技術』はタブレット・ソフト・プラットフォーム・ゲーム・VR など極めて多様で、効果は『技術そのもの』より『使い方』に左右される。既存指導を『補完』する使い方のほうが『置き換え』より効果大。32 メタ分析の統合で異質性が大きく、単一効果量に集約しにくい。GIGA 下の日本の文脈では、『端末を使っているか』より『何のために使っているか』が効果を大きく左右する。

日本の文脈で考慮したいこと

日本の GIGA スクール構想(2020年度〜)で1人1台端末環境は整ったが、「使用頻度」と「学力向上」は別物。EEF の +4ヶ月は英国の研究に基づく平均値で、日本の文脈では「端末を使っているか」より「何のために使っているか(即時フィードバック、共有、個別最適化)」が効果を左右する。端末を配るだけでは効果は出ない、という EEF の知見は日本にも直接当てはまる。

なぜこの注記があるか:エビデンスと文化的文脈

目次(8)
  1. 一言でいうと
  2. なぜ効果があるのか
  3. 日本の小学校で取り入れるヒント
  4. 研究からわかっていること
  5. 注意したいこと
  6. 主な参考研究
  7. 関連する政策動向
  8. 関連する学習指導要領

一言でいうと

タブレットやPC、デジタル教材を活用した指導です。 GIGAスクール時代の小学校で重要な領域ですが、効果は「機器の有無」ではなく「どう使うか」で決まります。

なぜ効果があるのか

ICTは、紙では難しかった即時のフィードバック、個別最適化、視覚化、共有を可能にします。 子どもが自分のペースで学べる、教師が学習履歴を把握できる、表現の幅が広がる——といった面で、従来の指導を補完できます。 ただし、機器そのものが学びを生むのではなく、指導設計の中に組み込まれて初めて効果を発揮します。

日本の小学校で取り入れるヒント

  • 漢字練習や計算ドリルなど、即時フィードバックが活きる場面で使う
  • 国語や社会の調べ学習で、子どもが自分のペースで情報を集める時間を作る
  • 子どもの作品や考えを共有・比較する手段として使う(従来は黒板で1人ずつ発表していた場面を、全員同時に見せられる)
  • 動画や音声で、抽象的な概念を視覚化する
  • 機器を「使うこと」が目的化しないよう、紙との使い分けを意識する

研究からわかっていること

  • 平均的に、学習は約4ヶ月分前進します。
  • 効果は、ICTが既存の指導を「置き換える」より「補完する」形で使われたときに大きくなります。
  • 教師のICT指導力と、活用の目的の明確さが効果を決定づけます。

注意したいこと

  • 機器を配ることだけでは効果は出ません。教師の指導設計が前提です。
  • 長時間の使用は集中力や視覚への影響が懸念されます。適切な時間配分が必要です。
  • 子どもの家庭環境(端末の有無・通信環境)による格差を学校が補う必要があります。

主な参考研究

関連する政策動向

GIGAスクール構想により1人1台端末が配備され、「ICT活用の充実」が推進されています。端末の配備は整いましたが、研究が示しているのは「機器の有無」ではなく「使い方の設計」が効果を決めるという知見です。活用率を指標にするだけでなく、学びの質がどう変わったかを問うことが重要です。

コラム: GIGAスクール端末で何が変わったか?政策とエビデンスの対照表

関連する学習指導要領

参考にしている情報源
EEF Guidance Report — Using Digital Technology to Improve Learning
Mentioned in Columns

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