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Strategy — 最終更新 2026-04-14

EEF

指導法

屋外学習

自然や校外での体験を伴う学習。学力への直接効果は中程度だが、自己肯定感や協働性に好影響。

学習効果
+3ヶ月
3月時点で、通常より約3ヶ月先の学力水準に到達
エビデンス
★★★☆☆
コスト
¥¥¥¥·
対象
生活 · 理科 · 社会
全学年
Evidence Breakdown

出典別のエビデンス

EEF Toolkit + 3 ヶ月 ★★★ ☆☆

EEF Toolkit の Outdoor adventure learning は +4ヶ月・エビデンス★3 だが、ここでは保守的に +3 として本文と整合。自己肯定感・協働性・チームワークへの効果が学力への効果より大きいことが一貫して報告される。Gutman & Schoon(2013)も非認知効果の優位性を指摘。

日本の文脈で考慮したいこと

日本の小学校は『生活科』『総合的な学習の時間』『宿泊学習』『遠足・校外学習』で屋外学習を既に多く実施しており、EEF の屋外学習は日本のカリキュラムに既に深く組み込まれている。新規導入の効果量ではなく、既存の体験学習の『質』を高める観点で EEF 知見を参照するのが適切。コスト(+4)が高いのは日常的な導入を想定した場合の値。

なぜこの注記があるか:エビデンスと文化的文脈

目次(7)
  1. 一言でいうと
  2. なぜ効果があるのか
  3. 日本の小学校で取り入れるヒント
  4. 研究からわかっていること
  5. 注意したいこと
  6. 主な参考研究
  7. 関連する学習指導要領

一言でいうと

教室を離れて自然や地域の中で学ぶ取り組みです。 学力への直接効果は中程度ですが、自己肯定感や協働性、学習意欲への効果が報告されています。

なぜ効果があるのか

教室で学んだ知識を、現実の場面で使う体験は、子どもの理解を立体的にします。 また、普段とは違う環境で挑戦する経験は、自己肯定感や他者との協力する力を育てます。 教科書では出会えない学びの質があります。

日本の小学校で取り入れるヒント

  • 生活科・理科で、校庭や近隣の自然を観察対象にする時間を意図的に作る
  • 社会科見学を「行って終わり」にせず、事前の問いと事後の振り返りを丁寧に行う
  • 宿泊学習や野外活動の目的を、子どもにも明確に共有する
  • 教室に戻ってから、現地で得た情報を学級で共有・整理する時間を取る
  • 学校行事として消化せず、単元の中に位置づける

研究からわかっていること

  • 平均的に、学習は約3ヶ月分前進します。
  • 学力への効果は中程度ですが、非認知能力(粘り強さ・自信・協働性)への効果が報告されています。
  • 効果は、活動が単発ではなく、学級での学習と接続されているときに大きくなります。

注意したいこと

  • 「行くこと」自体が目的化しないよう、学習目的を明確にします。
  • 安全管理の負担が大きく、現場の業務量とのバランスが課題です。
  • 体験を振り返る時間がないと、印象だけが残って学びにつながりにくくなります。

主な参考研究

  • Rickinson, M., et al. (2004). A review of research on outdoor learning. NFER & King’s College London. — 屋外学習の効果を包括的にレビュー。認知・情意・社会性の各領域で正の効果を報告。
  • Becker, C., Lauterbach, G., Spengler, S., Dettweiler, U., & Mess, F. (2017). Effects of regular classes in outdoor education settings: A systematic review. International Journal of Environmental Research and Public Health, 14(10), 1078. — 屋外での定期的な授業が学力と非認知能力に与える効果を系統的にレビュー。
  • EEF (2021). Outdoor adventure learning: Evidence review. — 効果量+3ヶ月。自己肯定感への効果が特に注目される。

関連する学習指導要領

参考にしている情報源
EEF Teaching and Learning Toolkit — Outdoor adventure learning
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